シュートを決めるには

初めまして!4年目の田辺啓二郎です。周りからは「たなけい」と呼ばれています。2年目の冬に途中入部しました。出身は知る人ぞ知る広島学院高校です。受験で1浪したので、今月で23歳と5ヶ月です。

今回は途中入部したきっかけと2年間の部活動で自分が変化した点について書こうと思います。

サッカーは小学校から高校までずっと続けていましたが、大学1年目の頃は「お金と時間をかけてまでね〜。」と部活に入るつもりはなく、バリバリとアルバイトに精を出していました。しかし大学生活を2年弱過ごすうちに何かが足りない、満たされないという気持ちが強くなりました。部活に入ったら充足感を得られるかもしれない、空っぽのコップが水で満たされるかもしれないと考えて、思い切って入ってみました。結果はコップが半分くらい満たされました(よかったよかった)。初めて練習に参加した日のことは今でも鮮明に覚えています。その日は朝練だったので、6時頃に北大に向かいました。しかしグランドに到着してサッカー部と思われる数人を見かけると突然緊張してきて、一度近くの食堂まで引き返しました。そこで数分うろうろしていたのですが、その間にも部のメンバー達が自転車に乗って向かっていき、すれ違いました。緊張はますます高まるばかりでしたが、観念してグランドに足を運びました。既に数十人が集まっており、僕はその集団に走って合流したのですが、一斉にこちらに注目が集まって、、、。結局その日はグランドの状態が悪くて夕方練に変更されたのですが、練習が始まった途端懐かしさが込み上げてきてすぐに順応しました。部員は初対面ですがサッカーはもう何年も続けていたので当たり前の現象かもしれません。ですから途中入部を考えている人で過去に部活動の経験があるならまず問題なく馴染めると思うので、なんの心配もいりません。

次の話題へ。僕が部活を続けてきて変わったところは、コントロールできる部分とそうでないものを区別して考えるようになったことです。例えば、ゴールが決まるかどうかは自力では確定できません(僕はFWです)。キーパーがどう反応するかは相手次第であり、自分で相手の動作を操り人形のようにコントロールできないからです。しかし決まる確率を上げることはできます。ゴールの近くでシュートをうつ、前にコースを遮るDFがいない、ボールが地面に着いている、、、などなど複数の要素に分解して、条件をひとつ満たす毎にゴールが決まる確率は上がります。ポイントは、どこまで自分の裁量が効くのかを知ることです。やる気や意識の問題にすり替えないで、客観的で物理的な条件を満たすことができれば自ずと上手くいくものだと思います。その成功条件を知るには日々の観察と分析が不可欠であり、それはまるで固結びされた糸をひとつずつ解(ほど)いていくような地道な作業で時間と労力を要するものですが、確実に上のレベルへ導いてくれると気づきました。

ここ1年くらいはそんな風に考えて部活に取り組んでいます。活動日は残り少なくなってきましたが、きっと最後までこの考え方で過ごすことでしょう。もしもあと2年あったら、また考えが変わっていたかもしれません(笑)。これからも体調管理を徹底して(これは自分でコントロールできる!)、部活動をエンジョイしていこうと思います!!

#33 田辺啓二郎

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