新入生に向けて 2年目 椋本一輝

『不完全燃焼』

 新入生の皆さん。改めまして、入学おめでとうございます。2年目椋本です。コロナウイルスが猛威を振るい、予想していた大学生活を送れずにいる人がほとんどだと思います。僕もそうです。総合理系という闇から解放され、2年生から同じ学部学科の人たちと専門科目を切磋琢磨してお互いに頑張っていくつもりが、今は家で、教授が作ったPDFファイルとにらめっこしてバイトとか筋トレとかリフティングとかして寝るだけです。独り身には寂しさが身に染みます。早く部活始まんないかな。暇すぎるので自分を磨くべくスキンケアを始めました。朝はサボリーノの朝マスクに大豆イソフラボン乳液、夜は洗顔からの極潤に同乳液。角栓はなくなりつつありますがニキビ跡はなかなか消えません。詳しい人教えてください。

 さて、このブログでは大学サッカーについていける自信がないけどサッカー部に興味がある、という人に向けての話をします。僕はそうだったからです。

 まず僕の話をします。12歳の時に兵庫県の中高一貫一流進学校に入学して、サッカー部に入りました。それまで本気でサッカーしたことはありませんでしたので、ほとんど初心者状態です。中学サッカー部は週3練習たまに土日試合という生ぬるい環境で、中学3年生までサッカーをやり切ることはありませんでした。副キャプテンに就任してからはまじめにやっていました。さすがに。

 そのまま高校でサッカー部に入りました。僕がいたときに結果はあまり出ませんでしたが、外部コーチがいて、顧問がいて、うまい先輩同期後輩がいて、サッカーに真剣に取り組める場だったと思います。でも、そこではスタメンになったことは片手で数えられる程しかありませんでした。バチが当たったといってもいいと思います。全てが努力不足でした。引退試合でも出られずに終わったとき、悔しくて涙が出ました。自分のダサさに腹が立ちました。関学グラウンドで「俺は何をやってるんだろう」と思ったのを鮮明に覚えています。

 大学ではサークルでのんびりサッカーをやろうとしていました。でも、やっぱりあきらめきれない自分がいたんだと思います。気が付けばサッカー部に入っていました。後悔はしていません。僕にとって本気でサッカーをやる機会はこれで最後なのです。もちろんついていける不安はありましたが、不完全燃焼で終わらせるわけにはいかないと思いました。仲のいい友達も他大サッカー部で頑張ると聞いたのもまあまあ大きかったです。

 そして現在に至ります。ブログを読んでいる新入生の中に、共感してくれる人がいれば嬉しいです。大したキャリアのない僕ですが、何とかやっていけています。そして悩んでいるそこの君、このサッカー部の部員は個性豊かでいい人たちばかりです。サッカーが下手くそでも、取り組む姿勢があればみんなが歓迎してくれます。僕らと一緒に頑張ってみませんか?部活が再開するときに顔を合わせることを楽しみにしています。バモス北大。

#06 椋本一輝

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