2021.11.26 05:39新主将挨拶 井田海渡1部に昇格するシーズンの主将は、歴代の北大サッカー部主将の中でも片手で数えられくらいの人数ではないだろうか。楽しみで仕方がないこの感情を持つことが出来る自分はとても幸せであろう。思い返せば2年前の10月、自分は、2部降格が決まったあの日、東海戦のピッチの中に自分はいなかった。正確に言えば、ふてくされながらピッチ(コーナーフラッグ)から2メートル離れた場所でボールボーイをしていた。自分がピッチに立っていなかったのが納得いかなくて、自分が出場しないチームが負けて嬉しいとさえ思っていた。先輩たちの涙には納得がいかなかった。もっと試合に出たかったし、もっと点を決めたかったし、強い相手と強い味方とサッカーがしたかった。それから2年が経つ今でもあの年の悔しさは忘れ...
2021.11.22 09:55新人戦一回戦 vs星槎道都大111月14日新人戦一回戦道都戦が苫小牧緑が丘公園サッカー場で行われた。試合開始一時間前に雨がやみグラウンドの芝に多少水滴がついており気温も非常に低い状態で試合が行われた。大臣戦以来初めて一部のチームとの公式戦であったが前半開始早々センターバックがイエローカードをもらい、またコーナーキックからのカウンターでキーパーと一対一となるなどピンチが続き一部との実力差を感じるシーンもあったが失点することはなく徐々にペースを取り戻してきたが枠内シュートやコーナーキックなどのチャンスはあったものの得点することはできず前半を終了した。後半に入っても押されることが多くシュート数も相手が6本に対してこちらが1本しかないなど厳しい時間帯が続き何度かピンチもあったがディフェン...
2021.11.06 07:11見たい景色 幼いころに始めたサッカー人生も一区切りつく。これまで色々なことがあった。 小学生の頃はとにかく楽しくサッカーをやっていて、それなりに上手かった気がする。中学受験が終わった当日に受験会場からそのまま試合会場に向かって全く動かない体に戸惑いつつも味方のロングパスをお尻に当ててゴールを決めたことが懐かしい。 中学生の頃は厳しい練習に触れてしんどかった思い出がある。今日スパイクじゃなくてランシューね。って言葉がどれだけ怖かったことか。何かあれば学校のすぐ近くにある海岸をたくさん走らされた。お陰で精神的に強くなれたと思う。 高校生の頃は監督に認めてもらおうと必死だった。試合に出場できない期間が長く、評価してもらえないことに不貞腐れていた時期もあった。しかし、現...
2021.11.05 11:39弱さの、その先に「自分の弱さを知った。」大学サッカーどうだった?と聞かれたら、私はきっとこう答えるだろう。体が弱いとか気持ちが弱いとか、そういった類の弱さではない。私が気づいたのは「自分のことしか考えない」という弱さだ。 他人に認められたい、すごいと言われたい、自分の存在を肯定してほしい。いわゆる承認欲求というものに私は突き動かされて生きてきた。その感情から生まれる行動は常に、「自分だけの成功・利益」が目的になっていた。 この感情を否定したいわけではない。承認欲求は常に人を成長させる大きな原動力となっている。しかし、承認欲求を、自分だけが成功する・満足するための行動に結びつけていた私は、愚かであったとしか言いようがない。 自分の人生を振り...
2021.11.05 11:26パラレルワールド瞼を貫く明るさを感じて常呂は目が覚めた。目を細めたまま投げるようにカーテンを閉めて、わずかに空いたその隙間から室内に入り込む太陽の光を遮る。寝返りを打ちながら再び目を閉じて、寝る前の記憶が思い出せないことや過去に何度も経験してきた目覚めの悪さから直感的に昨晩寝落ちしたことを自覚した。まだエンジンがかかりきっていない頭で今日が火曜日であることをなんとか思い出してから頭だけ起こして壁掛け時計を見ると針は八時五分前を指していた。深く息を吸って長いため息のようにすべて吐き出すと徐々に昨晩の記憶がよみがえり、おそらく夕食の片づけをしてないであろうことを思い出してしまった。もしかしたら夕食どころの話ではないかもしれない。眼前のやりたくもないやらなければいけないこと...
2021.11.04 08:05やっぱりサッカーが大好き 先日実家に帰省したときに、小学校の卒業文集を発見した。ずっと同じ場所にあったはずなのだが、何故か手に取ったのは始めてだった。そこにはかつての同級生達の将来の夢が書いてあった。何気ない気持ちで読み始めた卒業文集だったがとても面白くて、気づいたら約60人分全ての人の作文を読んでいた。医者を目指している人やエンジニアを目指している人、牛丼屋の店長を目指している人などみんなユニークな夢を持っていた。 もちろん自分の作文も読んだ。小学生の頃の自分が何を書いたのかは読む前からわかっていた。下手くそな文字と拙い文章で自分は「プロサッカー選手になりたい」と書いていた。 小学生の頃は、ただただサッカーを楽しんでいた。サッカーが大好きだった。少年団の練習だけでなく、サッ...
2021.11.03 11:17穴久しぶりに姉からLINEが届いた。クレーンゲームでプレステ5が当たったとのことだ。まじか。羨まし。身近にゲーセンで高額商品をゲットした人をはじめて見た。クレーンゲームって本当に当たるもんなんだ。それにしても、人間はクレーンゲームなんて運ゲーをよくやるなとつくづく思う。絶対に欲しい商品を買った方がコスパも良くリスクもないだろうに。阿呆なのだろうか。次の日、僕はゲーセンにいた。不意にゲーセンに行きたくなる時って誰にでもあると思う。別に触発された訳ではない。店内を散策していると、たこ焼きキャッチャーというクレーンゲームの台を見つけた。ルールは1.クレーンでピンポン玉を掴む2.たこ焼き器の上に玉を落とす3.たこ焼き器の穴の中にひとつだけある当たり穴に玉を入れた...
2021.11.02 10:28ぼくらの年目どうもこんにちは。4年目の大河内です。正直あと一週間くらいで引退するという実感は未だ湧かないままこのブログを書いてます。辞めたらやっぱ寂しいんだろうなーとは思うけどね。最後のブログ、何を書くか迷ったけど自分の年目のことを書こうと思います。 監督とか指導者がいない北大サッカー部は最高年目の特徴がそのまま部全体の雰囲気に直結する風潮がかなり強い。そんな中今の僕らは二部という舞台である要因は大きいかもしれないし、改善しなきゃいけないとこはまだまだあるけどチームとしての雰囲気はそこまで悪くないものを作れている気がする。けど漆もブログで少し触れてたが僕らの年目は入部したての頃、不作の年だと思われてた。実際1年目からトップに絡む選手は少なかったし自分らもかなり上手...
2021.11.02 04:20Iリーグ第9節 vs北翔A10月30日土曜日Iリーグ第9節北翔戦がSSAPで行われた。先日の岩教戦から中二日という厳しい日程で多くの選手が疲労がたまっている状態であった。立ち上がりからあまりプレーの質が上がらず前半3分に点を決められると流れを取り戻せず23分にも失点してしまうこととなった。しかし給水を挟んでからはシュートまでいくシーンもあったが得点することができず、前半を終えてしまった。後半も立ち上がりから立て続けに2失点してしまい完全に流れを相手に持っていかれ、相手に押し込まれる形となり流れを引き戻せないまま36分に追加点を奪われ試合は終了した。全体としては疲れもあってか運動量やプレーの質は非常に悪く、自身で盛り上げるための声なども少なかったためほくしょうAとのクオリティーの...
2021.11.01 09:36本気のサッカーの終了まで気がつけば最後のブログになってしまった。4年間は長いようで、最後になるとあっという間だったなぁと感じている。最後の学生リーグも始まり、既に5試合消化した。やはり、試合に勝った時の感情は言葉では言い表せないものである。4年間の部活は楽しいだけではなかった。怪我で試合に出れない時、自分のミスで失点した時、朝5時にチャリで雁来まで向かう時、部活のおかげでいろんな制約もあったけど、それは試合に勝ったこの瞬間のためにあったんだなぁと本当に思う。本気でサッカーに取り組んでるからこそ味わえるこの感覚は、自分達に与えられた特権だ。大学に入学して間もなく、知り合いも誰もいない北大サッカー部に入ろうと決めたあの時の自分に本当に感謝している。最後までこの特権を使ってサッカー...